2017年8月14日月曜日

RX3 バルブクリアランス調整(Adjustment of valve clearance of RX3)

ガソリンタンクを取り外す

Type: RX3  Year2016    Imported on 25 Dec. 2015   Mileage; 8,653 km
Adjusted at cold status of engine.   

冷間時で、低速回転時にたびたびエンジンストール発生するようになったので、
解決策をメーカーのZongshen社に問合せ。技術陣から熱膨張が原因と推定される
ので、吸気バルブクリアランスを0.08 m (初期値0.06 mm)、排気バルブ
クリアランスを0.1 mm (初期値0.06 mm) に調整するようにとの指示あり。
調整の結果、エンジンストールは全く発生せず、本問題は改善された。


1) ガソリンタンクのガソリンを抜く。   
2) モーターサイクルを中立にして、リアシート、サイドカバー、ガソリンタンク
を取り外す。ラジエータ固定ボルトを緩めてバルブにアクセスしやすくする。
3)スパークプラグを取り外す。


4)エンジン左側クランクケースのアクセスポートをM10六角レンチで取り外す。


右側クランクケースアクセスポート、その左ビューポート


5)アクセスポートのすぐ左前のビューキャップをM6六角レンチで取り外す。


6)2本のM8ボルトで固定されている吸排気バルブカバーを取り外す。

 
Side view of engine of RX3

Valve cover

7)クランクケースポートにM10六角レンチを挿し込みオルタネータスクライブライン
がビューポートのインデックスレジスタとそろうまでクランクシャフトを前に
向けて回し、圧縮上死点をだす。



4サイクルエンジンの吸気、圧縮、爆発、排気の4工程は、クランクシャフト
2回転(スクライブラインが2回出てくる)でカム1回転です。
スパークプラグを取り外して、スパークプラグの穴へ指を入れて
クランクシャフトを回すときに2回出てくるラインの内、圧縮空気が強まる
のを感じてからすぐ出てくるスクライブラインが圧縮上死点です

 
         Intake valve clearance before adjustment          

 Left is 0.13mm and right is 0.13mm instead of initial values 0.06mm
 Adjusted to 0.08mm for both valves. 

Exhaust valve clearance before adjustment 
Left is 0.08mm and right is 0.03mm instead of initial values 0.06mm;
Adjusted to 0.10mm for both valves.

シックスネスゲージでクリアランスを調整後、ロックナットで固定



Supervised by Mr. Tomonaga who is owner and mechanic of Beans company.

                                                              Aug.03, 2017   Temp.33℃


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